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温州の「臭気判定士」に密着 資格更新のための検査は3年に1度

人民網日本語版 2015年11月26日08:49

「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」という米国映画に登場する、両目を失明した主人公は、相手が身に着けている香水の香りを頼りに、当人の身長や髪の毛などの特徴を言い当てることができた。「香り」の識別が特別な能力であるなら、「臭気」にはどのような不思議が隠されているのだろうか?浙江在線が報じた。

〇就労上の制約:常日頃から禁酒禁煙 ネギ・生姜・ニンニクは判定当日禁止

浙江省温州市の環境モニタリングセンターが2010年に悪臭監視測定作業について資格制度を設けた後、悪臭判定作業は、責任者である徐舒氏が担当してきた。現在、センターには34人の臭気判定士がいる。彼らは昨年、計330件のサンプルを判定、1人あたり1千回以上、臭気を判定した計算になる。

徐舒氏は、臭気分析室に向かいつつ、「我々が本日判別する臭気サンプルは、市内の工場付近から採取したものだ。この工場の近くに住む住民から、環境保護部門に対し、『異臭がする』とクレームがあった」と話した。

実のところ、判定士には、さまざまな「不自由」がある。徐舒氏によると、判定士は、常日頃から禁酒禁煙を強いられ、判定する当日は、ネギ・生姜・ニンニク、辛いもの、脂っこいものなど、刺激の強い食べ物を食べてはならないという。

オシャレが気になる女性判別士も、判定当日は、香水・口紅・シャンプー・ボディソープ・石鹸など香り付きの化粧品や洗浄剤はご法度で、一切の刺激的な香りがする物品を隔離する必要がある。


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