武漢紡績大学紡材実験室はこのほど、永久耐紫外線性を持つ綿繊維を開発した。衣料品の永久耐紫外線性が実現される見通しとなった。人民日報が伝えた。
従来の耐紫外線衣料品は、表面に特殊コーティングを施しているが、洗濯や着用により剥がれ落ちやすく、効果が短い。まだらになり見た目が悪く、一色しか使用できず、デザインが単一的だ。開発チームの担当者である沈小林氏によると、新技術を採用した繊維に特殊処理を施すと紫外線保護指数(UPF)が85に達し、外観も普通の衣料品と変わらない。新技術により、手触りと通気性が悪く、色が単一的で効果が短いといった従来の製品の弱点を克服した。この方法によって製造された衣料品は水洗いが可能で、洗濯後も外観に影響はなく、耐紫外線性が低下することもない。またデザインや環境保護といった、市場の需要を満たすこともできる。同技術を採用した製品の原材料は、綿繊維に処理を施したもので、低コストだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月1日