〇大根団子に舌鼓を打つ午後のお茶
大雪の頃、南京の人々は大根をたくさん食べる。大根を原料とする大根団子は、昔から、古都・南京一帯の名物料理だ。とてもユニークで美味しいこの軽食は、老人たちが大好きな口当たりの良い点心(おやつ)でもある。
現在、さまざまな点心やファストフードが出回っているが、「金陵軽食」の魅力は今もなお健在で、地元色豊かな大根団子のすがすがしい風味も、酔い覚ましにうってつけだ。
〇庶民の大好物「肉の塩漬けと青野菜の辛みそ和え」
小雪に野菜を漬けこみ、大雪には肉を漬けこむ。大雪の頃、南京など南方の多くの家庭では、肉を漬けこむ。豚の頭を買ってきて、塩を刷りこみ、花椒、八角、香精などの香辛料を加える。それを陰干しして、食べる時に強火にかける。肉汁が沸騰しはじめたら、とろ火にしてじっくり煮込む。骨が食べられるくらいに柔らかくなると、しょっぱい中にもさっぱりした風味があり、ひときわ香ばしい香りが鼻を突き、美味この上ない。この豚の頭を適当に切り、青菜と合わせ、辛みそを加えると、褐色の肉・青々した野菜・赤い辛みそがマッチした絶妙の一品が完成する。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月7日