過激すぎるアスリートファン (4)

〇中国男子バレーチーム

日本の長場美香さん・里香さんの双子姉妹は、中国男子バレーチームのスーパーファンとして有名だ。以前、中国対日本の試合では、和服を着て「自国を裏切り」、中国男子チームに声援を送った。特に、姉の美香さんは、簡単な普通語（中国の標準語）を話し、5歳のころからバレーファンとなり、中国男子チームを20年間追っかけている。

双子の姉妹の日常生活は、決して派手なものではない。中国男子代表選手の試合を現地で観戦するために、2人は、会社の上司に休暇を願い出るだけではなく、往復航空券と宿泊費も工面しなければならない。美香さんはかつて、浙江男子バレーチームのホームがある紹興に20日間滞在したことがある。滞在費を節約するため、1日3度の食事をパンとインスタントラーメンでしのいだ。

中国男子バレーチームが日本人ファンを虜にしているのは、かなり昔からのことだ。メディア報道によると、1980年代、汪嘉偉選手ら中国男子バレー代表は、日本人女性ファンから熱狂的に支持された。汪選手を一目見ようと、ホテルの全客室を貸し切った日本人ファンがいた。また、周建安選手のファン・末永敦子さんは、彼を追って日本から北京に飛び、さらに北京から成都に向かった。沈瓊選手のファン・藤田恵子さんは、さらに一枚上を行き、当時の仕事を辞めて「フルタイム・サポーター」となった。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年12月7日