「検索」は、ネットユーザーが最も頻繁に利用するサービスのひとつであり、ネットユーザーが注目する対象が最も直接反映されている。全体的に見て、2015年のネットユーザーの注目点には、さらなる多様化・国際化という特徴が表れた。この1年、空騒ぎやゴシップ事件は絶え間なく起こったが、多くのネットユーザーは、娯楽関連情報やネット上の空騒ぎだけに眼を奪われた訳ではなく、政治・経済分野での大事件も、より多くのネット民の注目を集めた。
2015年十大事件のトップ3は順次、「大閲兵」「天津爆発事件」「2人目出産解禁」だった。このほか、「人民元安」「アップル発表会」「もうひとつの地球発見」「日本M8.5級地震予測」などグローバル性の高い事件が、トップ10の半数近くを占めた。
このような多様性は、「十大注目人物」ランキングに、より顕著に反映されている。十大注目人物がほぼ「スター」に独占された2014年と異なり、今年度ランキングは、畢福剣、金星、柴静などキャスターのほか、王思聡、章澤天、葉良辰などのネット有名人もランクインした。また、アスリートの寧沢涛と「鶏湯大師(精神的、心理的に有益な哲学の話をする人)」として話題を振り撒いたアリババグループの馬雲会長の2人も、昨年度から順位を上げた。
インターネットは人々の生活に影響を及ぼし、人々の生活の中身もネット上に記録される。百度沸点ランキングは、インターネットという世界の年輪のように、6億の中国人ネットユーザーの注目点を記録している。また、百度沸点ランキングは、未来を占う風見鶏のように、中国のインターネットの変化と趨勢を予告している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月8日