また日本の景気がなかなか回復せず、失業率の高い企業も多いことと、日本でもパラサイトシングルが増えてきている点も挙げられる。彼らは仕事の有無にかかわらず、親に依存し続けるので、自然と結婚への願望は低い。彼らもまた結婚に後ろ向きなグループである。その上、近所にあるコンビニやファーストフードなどが食生活やその他諸々を解決してくれるので、結婚に対しての興味も失せるというものだろう。生理的な欲求に関しても日本人が得意とする「疑似恋愛」やネット、ゲーム、アニメなどのアダルトコンテンツで責任を負担せずに楽に生活することができる。これらは日本人男性をますます結婚から遠ざけるだろう。
一方結婚したくない女性はどうかというと、こちらも男性と同様、伝統的な結婚や子育てに対しての考えに変化が見られる。現代の女性は「家の奴隷」や出産と子育てのロボットになったり、家庭の責任を負うことを嫌がる人が増えており、独立を求め、独身の方が家庭のある人生よりももっと自由でおしゃれだと考えている。立命館大学教授で社会学者でもある筒井淳也氏は「日本人はなぜ結婚しなくなったのか」というテーマで調査を行ったところ、「結婚することにメリットなんかあるのか?」という回答があり、言葉を無くしたという。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月9日
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