南京大虐殺犠牲者国家追悼式典が13日、催された。会場となった中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の集会広場は、厳粛な雰囲気に包まれ、1万人を上回る各界代表者が、胸に白い花をつけて整然と起立していた。最前列には、椅子席が2列設けられていた。新華網が伝えた。
式典が始まる直前、南京大虐殺の生存者17人が、家族や職員に支えられながら会場に入り、席についた。
92歳になる生存者の岑洪桂さんは、「1937年12月、中国侵略日本軍が南京を占領した時、自宅が日本軍によって焼き払われた。日本軍兵士は私を火の海に押し込んだ。その時に負った脚の火傷は、今も跡が残っている。2歳にもなっていなかった弟の岑小三は無残にも焼死した」と、当時を想い出しながら語った。