国家質量監督検験検疫総局(国家質検総局)は21日午前に記者会見を開き、2015年の欠陥製品リコール業務について報告した。質検総局法執行監督査察司の厳馮敏司長によると、2015年にリコール対象となった自動車は554万8500台、リコール回数は前年同期比29%増、リコール台数は17%増で、過去最高を記録した。人民網が伝えた。
厳司長は「自動車のリコール台数は過去最高となった。2015年1月1日から12月18日までに、計76社が226回のリコールを実施し、554万8500台がリコール対象となった。リコール回数は前年同期比29%増、リコール台数は17%増で、過去最高を記録した。質検総局の欠陥調査を受けて自動車メーカーが実施したリコールは前年同期比170%増の81回、リコール台数は18%増の352万2300台で、リコール台数全体の64%を占めた」と紹介した。
2004年10月に欠陥自動車のリコール制度が実施されて以来、中国で実施された自動車のリコールは1079回、リコール台数は2533万8500台。うち、質検総局の欠陥調査を受けて実施されたリコールは186回、リコール台数は1111万100台で、全体の44%を占めている。11年間で行われたリコールの内容を見ると、エンジンの不具合によるリコールが最も多く、リコール回数は268回、リコール台数は809万7900台。次に多かったのがエアバッグとシートベルトの不具合で、リコール回数は134回、リコール台数441万800台。電気設備の不具合によるリコール回数は181回、リコール台数は279万4800台だった。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月22日