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中国で学ぶ63歳の日本人修士生 中国文化との縁を語る (3)

人民網日本語版 2015年12月24日16:27

▽西安にとどまって日本語教師になりたい

2015年、村中さんは再び西安交通大学で中国語を専攻する修士生になった。「クラスには10人あまりの学生がいて、みな仲が良い。修士生の学習内容は中国の書道、歴史、美術など様々で、中国文化を楽しく学んでいる。授業がないときは、できるだけ中国文化を体験するようにしている。私は陝西省の伝統劇『秦腔』が好きで、よく城壁まで市民たちが歌うのを聞きに行く。少し前に歌手・譚維維(タン・ウェイウェイ)が歌う『給你一点顔色』が話題になったが、これは陝西省華陰市に古くから伝わる歌唱法と現代音楽が融合し、独特な表現方法になっている」と村中さん。

中国史にも造詣が深い村中さんは、「日本の作家・宮城谷昌光は、中国史に関する作品を多く創作している。中でも三国志は、宦官が権力を握る後漢時代の社会を濃いタッチで描き、日本の三国志ブームを盛り上げた。ほかにも中国の儒家・道家の思想を研究している。『趙氏孤児』の物語が好きで、今は『宮廷の諍い女』『芈月伝』などの歴史ドラマも気に入っている。芈月は陝西省の秦東陵に埋葬されていると聞くが、一度行ってみたい。歴史は鏡であるだけでなく、無数の人の運命の集合体であり、今の人々も参考にすることができる」と語る。

時間のある時は、テレビを見たり、手芸をするのが好きという村中さんは、時にはバスに乗って西安各地を訪れたりもしているという。「来年の卒業後は、西安に残って日本語教師となり、中日友好交流のために貢献したい」。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年12月24日


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