カナダ専門医協会フェロー(FRCPC)である呉憲威氏は、過去16年間に渡り香港の研究チームと協力し、上咽頭がんの発見に用いられる「喉の刷毛」を開発し、上咽頭がんを罹患しやすい中国嶺南(南嶺山脈以南の地方)の人々に福音をもたらした。この技術は世界保健機関(WHO)からも認められている。中国新聞網が伝えた。
呉氏は、「上喉頭がんは進行が遅く、症状が明らかになった場合は末期であることが多い。そのため早期発見が特に重要であり、早期であれば化学療法による治癒率が90%に達する」と説明した。
呉氏は「喉の刷毛」により上喉頭がんを発見するという概念の提唱者で、開発段階の臨床実験を計画し、「喉の刷毛」を共同開発した。医師はこの頭部が湾曲した刷毛を、喉の奥深くに入れることができ、1分以内に傷も痛みもなく検査できる。トロント大学の研究と実践により、この新たな方法による検査の精度は99%に達している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月4日