2015年12月31日  
 

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中国外交の「破」と「立」

人民網日本語版 2015年12月31日15:50

2015年の中国外交は「終日乾乾」(終日積極果敢に物事を推進していくこと)だったと言える。意気盛んで、大国、周辺国、発展途上国、多国間の各レベルで全面的に広く活動し、「三破」を実現した。(文:王義桅・中国人民大学国際問題研究所所長、国家発展・戦略研究院研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

第1に、束縛の打破。世界経済の成長に対する中国の平均貢献は3割近くで、米国の2倍だ。中国は「自らの問題の解決が世界に対する最大の貢献」とのロジックを固守せず、外交上旧来の束縛を積極的に打破した。2015年の中国外交は発奮して有為であり、内外の連動、陸海の呼応を実現すると同時に、安全と発展という二大目標を追求した。

第2に、封じ込めの打破。米国はアジア太平洋回帰について、中国を狙ったものではないとしきりに言うが、中国を排除したTPP交渉の突破口を開こうとしていること、および南中国海問題で絶えず行動を起こしていることから、中国としては封じ込められるという感覚を取り除きがたい。中国は対外関係を全面的に格上げした。すでに67カ国、5つの国際組織と包括的・戦略的パートナーシップを構築し、英国とは21世紀のグローバル包括的・戦略的パートナーシップを構築したうえ黄金時代を切り開いた。対欧州外交は2015年中国外交のハイライトとなった。

第3に、旧秩序の打破。中国が設立を提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、国際金融ガバナンス体制変革の大きな幕を建設的に開いた。57カ国の創設メンバーという幸先の良いスタートは、中国の役割を世界が積極的に肯定していることの証拠となった。


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