2015年12月29日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

シリア問題、大国としての新たな責任感を示す中国

人民網日本語版 2015年12月29日09:04

 中国はシリアの政府と反対派の代表を招き、引き続き和平交渉の促進、シリア問題の政治的解決の推進に建設的役割を発揮し、シリア問題における新たな責任感を示す。(文:賈秀東・本紙特約論説員、中国国際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 中国は時勢をよく推し量り、シリア問題のチャンスを捉えた。

 現在、シリア問題の推移は重要な節目にある。シリア危機は5年近く続き、政府と反対派は消耗し合い、いずれも対立の中で完全に優勢になることはなく、双方は対話再開の意向を再び強めている。対「イスラム国」攻撃へのロシアの介入は、客観的にアサド政権の地位を固める助けになり、西側諸国がアサド政権の退陣をシリア問題解決の先決条件として堅持するのなら、自ら手足を縛るようなもので、テロとの戦いの大局の妨げになる。こうした中、中国は関係国と共に安保理決議2254号に賛成し、シリア問題の政治的解決に新たな原動力を注いだ。現在中国は引き続き努力を重ね、シリア問題の政治的解決に関する国際社会の基本的共通認識を揺るぎないものにし、政府と反対派の早期対話再開に助力することを望んでいる。

 中国は積極的に努力し、シリア問題の調停を後押しした。

 中国はシリア問題において一貫して客観的で公正な立場を堅持し、何を堅持し、何に反対するかという立場を鮮明にしている。これと同時に、対中東外交における新たな特徴を日増しに明らかにしてもいる。全体的な非関与から積極的な関与へと転換し、一般的な原則発言から発言と行動の並行へと転換し、具体的主張を適時行い、一層解決案で腕を振るい、主導的に調停を行っている。最近中国はシリア各者および安保理構成国との意思疎通、接触において、和平交渉の始動、停戦、テロ対策、人道支援、経済復興という5つの大きな点においてシリア問題の政治的解決に向けた主張と提案を行った。これらの主張と提案は非常に具体的で、的を射ており、実現可能性を備える。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント