海外留学から帰国した湖北省の呂鑒涛氏が率いるチームが発明した、3Dパンケーキプリンターが、このほど武漢市に登場した。同製品は量産化を実現し、国内外の一般市場に進出した。中国新聞網が伝えた。
同日お披露目されたこのプリンターは、縦50センチ、横30センチほどで、パンケーキ保温・温度調節器、原材料ケース、パンケーキ専用パレットナイフなどからなる。プリンターが使用する「インク」は、食べられる原材料(米粉や小麦粉を水で溶いたもの)だ。まずパソコン、あるいはタブレットPCや携帯電話のソフトでパンケーキの形を選び、原材料を調整する。それからSDカード、USB、Wi-Fiなどにより図案をプリンターに伝送する。プリンターはこの図案に基づき動き、食べ物の「組み立て」を終える。人物の写真やアニメキャラクターなどの入った、さまざまな食品を作って食べることができる。
同チームを率いる呂氏は、若い頃にカナダに留学し、政府部門の研究員になった。中国の「大衆による起業・イノベーション」の呼びかけに応じ、自身の技術と夢を持ち実家の湖北省に帰り、現地の人材計画に入選した。
呂氏は同プリンターの将来性について、「同製品は家庭内で料理を創作する需要を満たす。またアニメや映画のキャラクター、自撮り、手書きの絵など、考えつく限りの画像をケーキに印刷できる。形や色などは自由に組み合わせることができ、数分間ですべての操作を完了できる。創業者の場合、同プリンターにより人件費を大幅に削減し、生産効率を高め、創意工夫で好奇心旺盛な消費者の心をつかむことができる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月13日