日本の財務省が12日に発表したデータによると、世界的な原油価格の暴落や円安などの要因により、昨年11月には日本の経常収支の黒字が前年同月比2.6倍増加して1兆1400億円となり、経常収支は17カ月連続の黒字となった。環球網が伝えた。
経常収支は主に日本と海外との商品、サービス、投資などの取引状況を反映する。中心となる商品貿易についてみると、昨年11月は赤字が同57%減少の2715億円となり、うち輸出額は同6.3%減少、輸入額は同10.9%減少だった。国際原油価格の暴落を受けて、同月の日本の原油輸入額は同40.9%減少した。
また対外直接投資や証券投資の収益の伸び、円安による底上げで、昨年11月の日本の対外投資の収益は同21.2%増加して1兆5400億円になり、1985年以来の11月の最高を更新した。同月の円の対ドルレートは5.4%値下がりして1ドル122.54円になった。
昨年11月のサービス貿易の黒字は615億円だった。このうち観光貿易の黒字が前年同月比5倍と大幅に増加して985億円となり、96年以来の11月の最高を更新した。この月には日本を訪れた外国人観光客が同41%増と大幅に増えてのべ164万7600人に達し、過去最多を記録した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月14日