今年の経済体制改革5つの重点事業　発展改革委

中国国家発展改革委員会は12日、マクロ経済の運営データについて、今年初めての記者会見を行った。同委の李朴民事務局長が2015年の重要な経済体制改革事業について説明し、「2016年の経済体制改革事業の重点は主に5つの面に体現される。新たな成果を上げられるよう努力する」と述べた。人民網が伝えた。

李事務局長は、「2015年に国家発展改革委員会は中国共産党中央委員会と国務院による改革の全面的深化に関する各計画を真剣かつ徹底的に実施した。政府が計画し発展改革委が先頭に立って進めた19項目の重点任務は、そのうち16項目が完了した。残りの3項目は法制度建設の任務であり、発展改革委に関わる部分はすでに完了し、国務院法制弁公室が目下、急ピッチで作業を進めている」と述べた。

また李事務局長は、「今年は第13次五カ年計画がスタートした年で、発展改革委は関係当局とともに、党中央と国務院の要求を踏まえて、問題の方向性をはっきりさせ、重要な部分をしっかりとつかまえ、供給側の構造改革の推進に力を入れ、安定成長、構造調整、国民生活への恩恵、リスク予防にプラスとなり、また市場の活性化、活力の発揮、実体経済の発展推進にプラスとなる新たな措置をさらに打ち出し、経済体制改革の各方面で新たな成果を上げられるよう努力していく」と述べた。

李事務局長は16年の経済体制改革事業の重点として次の5つを挙げた。

（１）権力リスト、責任リスト、ネガティブリストの制度を施行し、行政審査認可制度における「放管服改革」（行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化）を深いレベルで推進していく。

（２）政府の投資条例をはじめとする重要な立法作業を推進し、オンライン連結審査認可制度を実施し、投融資体制改革を深化させる。