ネットユーザーの情緒指数と生きた豚の価格との間には、相関関係がある。ネットユーザーがかなりポジティブな反応を示す時は、豚肉の消費が促進され、豚肉の価格が上昇する--。これは、北京大学の学生チームがCCF(中国計算機学会)全国青年ビッグデータ革新コンテスト「中国好創意」に参加した際、あるテスト課題に対してモデリング分析を実施して得た結論だ。検証を通じ、その正確率がかなり高いことが判明し、彼らの創意工夫案が優勝の栄冠に輝いた。中国青年報が伝えた。
コンテストに参加した北京大学コンピュータ学部の洪申達さんは、以下の通りコメントした。
我々の扱ったデータは、電子商取引プラットフォームにおける生きた豚および豚肉の価格、メディア報道、SNSでのネットユーザーの情緒全体、生きた豚に対する民情、生きた豚の供給量など多岐にわたり、データ量も膨大だった。このうち、400件を上回る報道記事と微博(ウェイボー)の情報は、多数の企業から提供されたものだ。課題を解明するプロセスで、我々のチームは、ディープラーニングという方法を選び、トレーニングを積み、ニュースや微博に軽視されている情報のデータから、そこに隠された情緒の属性を自動的に読み取れる能力を培い、それによって予測の正確性を高めた。