中国で最近、「夫婦が一緒のベッドに寝ていてもSNSで『おやすみ』」というニュースがネット上で大きな論議を呼んでいる。現在、生活において欠かせない通信ツールとなっている微信(WeChat)は、生活スタイルの変化ももたらしている。中国新聞網が報じた。
せつないニュースが度々
2014年4月、「僕には422人の友達がいる。でも、まだ孤独だ…」という言葉で始まる動画が、4500万回近く再生された。同動画では、投稿者の若者・Gary Turkさんが登場し、スマホが「孤独」に拍車をかけたと訴えている。
実際にあったこのエピソードは、「SNS孤独症」と呼ばれ、ネット上で瞬く間に広がった。
インスタント化が常態化
2016年に入り、ツイッタ―は、メッセージの文字数上限を140字から1万字に拡大することを検討している。まだ、変更は実施されていないものの、大きな論議を呼んでいる。
「ネットユーザーからのマイナス評価が多数を占めているということは、この変更計画に対して不満を抱いているということ。また、ネットユーザーはできるだけ少ない文字数でつぶやいて『反撃』している」と報道したメディアがある。
手軽さを求める今の時代、人々は、絵文字1つ送れば気持ちを十分に表すことができ、それを書き表わすのに1万字も必要としてはいない。