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福建省の黄檗山万福寺、日本と400年以上続く縁

人民網日本語版 2016年01月22日10:19

福建省福清市漁溪鎮にある黄檗山万福寺は、禅宗の一つである黄檗宗の開山・隠元禅師が修行し、住職となった寺。19日、長崎の興福寺と長崎史談会は訪問団を結成し、隠元禅師の中国での足跡を訪ねる4日間の旅にやってきた。中国新聞網が報じた。

福建省福州市福清県で生まれた隠元禅師は、黄檗山万福寺に出家。1654年に、長崎県の興福寺の住持の招請により、弟子を率いて、政治家・鄭成功が仕立てた船に乗り、日本の長崎に渡った。その後、徳川幕府のサポートを得て、隠元禅師は現在の京都府宇治市で新寺を開創し、旧を忘れないという意味を込め、故郷の中国福清と同名の黄檗山万福寺と名付けた。

今回の訪問団の団長を務める興福寺の松尾法道住職は、「隠元禅師がかつていた場所に来ることができて、とてもうれしく、感動している」と語った。

福清黄檗山文化促進会の林文清会長は、「黄檗山の禅宗のおかげで、毎年、日本の多くの僧侶や信者がこの地を訪れている。隐元禅師は今でも、中日友好交流の重要な架け橋となっている」と述べた。

「人民網日本語版」2016年1月22日

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