2015年の10大経済データから何を読み取るか (7)

▽消費：2ケタ成長を維持

社会消費財小売売上高の前年比の名目成長率は10.7％、物価の影響を除いた実質成長率は10.6％で、実質成長率は前年から0.3ポイント下落した。消費には、経済成長の原動力としての期待がかかっている。GDPに対する最終消費支出の貢献率は66.4％にのぼり、前年を15.4ポイント上回った。オンライン販売額は前年から33.3％成長し、新たな業態が大きな活力を生み出している。供給側の構造改革の推進に伴い、消費は今後、経済成長の土台となる役割をさらに強めていく見通しだ。