ドイツ現地時間7月15日に開かれた世界スパコン国際会議「ISC15」で、中国の清華大学の代表チームが第4回ISC世界大学生スパコンコンテストの優勝に輝いた。中国代表が同コンテストで優勝するのは2回目で、2012年第1回コンテストの覇者も清華大学。光明網が伝えた。
ISCはASC・SC大学生スパコンコンテストと並ぶ、世界3大スパコンコンテストの一つ。今年のISCスパコンコンテストには、中国、米国、ドイツ、スペイン、インド、南アフリカ、ブラジル、エストニアなどの11校の大学生チームが参戦。3日間の試合の中で、各チームは総出力3000Wの制限を受けながら、スパコンの稼働を実現し、5つの応用問題の性能を競った。これらの問題には、浮動小数点演算性能、第一原理計算、空気動力学、大規模原子・分子並列シミュレーションなどの科学的・工学的応用問題が含まれた。清華大学の代表チームは、2位以下に大差をつけて優勝した。
ISCスパコンコンテスト組織委員会の代表を務めるGilad Shainer氏は授賞式で、「コンクールが大学生と産業界の結びつきを促すことに期待する。参加チームのメンバーには、コンテストを思う存分楽しんでもらいたい。若者たちがコンクールにおける革新の意欲を、未来の仕事・学習・研究まで延長させることを願う」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月17日