■人より一足先に「帰省」する正月用品
これまでは、帰省して年越しをするとなると、大小いくつかのバッグを抱えて帰ることは避けられなかった。だが今は、人が帰り着く前に、正月用品が先に「帰省」する。オンラインで発注すれば、速やかに実家に配達されることから、「正月用品が一足先に帰省」という現象が流行するようになった。「報告」によると、正月用品祭の期間中、受注全体の13.66%は、「注文者の住所とは別の住所に配達」という形が取られた。これは、申年の春節期間中、2億8千万件の宅配物が、「春運(春節前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」大移動の仲間となることを意味している。
正月用品に関するビッグデータの分析結果から、いくつかの興味深い結論が得られた。たとえば、「報告」では、「親孝行が多い十大省」が選出された。トップ5省は順に、広東・河南・山東・安徽・江蘇の各省だった。春節前、広東の若者は、自分用の物を「爆買い」するだけではなく、年長者への贈り物も決して忘れることはなかった。同省では、高齢者向け携帯電話、高齢者向け衣類、「広場舞」関連用品などの消費額が他省をはるかに上回り、「親孝行指数」がぐんと跳ね上り、他省を大きくリードした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月2日