春節の海外旅行　冬休み終わる2月20日以降は価格上昇がひと段落か

春節休暇が幕を閉じた。観光当局の統計によれば、天津市では春節期間に海外旅行に出かけた人が非常に多く、前年同期比184％増、約3倍となった。中でも、日本旅行は旅行者増加率が最も高く、前年同期比333％増だった。行先別で見ると、気候が暖かいビーチリゾートやオーストラリアが最も人気の春節海外旅行先となった。天津日報が伝えた。

春節期間の海外旅行価格は例年の同時期とほぼ同様で、通常時より約3割増（短期旅行は約5割増）となった。しかし、この価格上昇は2月20日を境にひと段落すると見られる。衆信旅遊ダイレクト営業販売センターの王振玥総監は「春節に旅行に行くのは主に親子連れ。2月20日以降は、学生の冬休みがほぼ終わるため、家族旅行の計画もなくなる。ゆえに2月20日は海外旅行価格のターニングポイントとなるだろう。価格の変化は短期海外旅行で特に顕著になる」と予想する。統計によると、春節期間の短期海外旅行の価格は平均1万元（1元は約17.3円）前後となっている。航空券や現地ガイド・サービスなどの価格が上昇するだけでなく、「新年を縁起良くスタートしたい」「春節旅行はクオリティを重視したい」といったニーズから、5つ星ホテルや高級レストラン、高級娯楽施設などが日程に加わることも、春節期間の旅行価格が高まる原因となっている。（編集SN）

「人民網日本語版」2016年2月15日