中国の芸術交流に話が及ぶと、保科教授は「中国との交流はすでに20年にわたっており、10年前から中国の水墨画の革新に注意を向け始めている」と語った。
保科教授は、中国において近代水墨芸術に力を入れる芸術家がますます増えてきており、数多くの優秀な画家現れていると語る一方で、現在中国のほとんどの水墨画家は古典的な名家の模倣に留まっており、その作品の多くが古典的な名作を越えてはいないとした。また、彼は中国の水墨画界はいまだ「水墨とは?」という思考に留まっていると考えている。
保科教授は今年の秋に中国の南京と上海で画展を計画している。その際には中国の来場者たちは幅13メートルもの水墨屏風の大作を目にすることができるかもしれない。保科教授は取材に対し、中国芸術界との学術や創作における交流活動を今後も続け、中日両国の芸術交流に貢献したいと語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月17日