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「ポストもの派」芸術家の保科氏「水墨芸術に現代の息吹を」

人民網日本語版 2016年02月17日15:57

伝統的な墨と和紙を用い、西洋の近代的な抽象画の手法で、水墨画のパターンとなっている「山水」や「花鳥」といった題材を離れ、伝統的な東アジアの水墨芸術を東西を融合させて世に出す。日本の「ポストもの派」のリーダーで、東京藝術大学美術学部長の保科豊巳教授は伝統的な水墨芸術に現代の息吹を吹き込んでいる。新華網が伝えた。

保科教授の水墨画作品は西洋のモダニズムの中・後期印象派、キュビズム、表現主義と中国の伝統的な水墨画と中国書道の手法を用いて、墨と紙が相互に浸透する関係と絵画自体との空間的な連携を描き出している。これらの作品は水墨芸術に近代性をもたらすと同時に、日本人芸術家の独特な考え方を十分に描き出している。

伝統に従うことと、前衛を追い求めること、時代の先取りと回帰の関係は切り離されたことはなく、脈々と通じているものであると保科教授は考えている。

「芸術の創作は温故知新、つまり過去の芸術家の創作環境や創作状態を深く理解し、学習し、体験することで、新しさを理解し、現代芸術家の思想を生み出すことができる。両者は互いに補い合う関係だ。ただ最も重要なのは過去の芸術家たちの枠組みを捨て去ることだ」と保科教授は語る。

また取材の中で「芸術家として広い視野を持たなければならない。様々な学問を全て吸収して創作のインスピレーションとすることで、はじめて優秀な作品を作り続けることができる」と強調している。


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