オレグさん(52)の心はとても高まっている。「世界最大規模の人口大移動」という声もある中国の春運(春節<旧正月>の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)において、彼女はサービススタッフとして働くことができるからだ。
ロシアのウスリスクからやってきたオレグさんは、中国の吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市で生活し始め今年で4年になる。忙しい春運の時期が到来すると、オレグさんは自主的に現地の駅でのサービス業務に加わり、主にロシア人利用客の切符販売や旅行行程の手助けを行なっている。
この小さな駅は2015年9月に正式に運営を開始し、今年、初めての春運を迎えた。この駅を通る路線は周りから「東北で最も美しい高速鉄道」と称されている。
琿春市は北東アジアに面した吉林省の「開かれた門」で、大勢のロシア人観光客が観光やショッピング、医療のためにこの地を訪れる。同市と周辺を結ぶ高速鉄道が運行してからは、中国内陸部で観光するロシア人観光客にとってより一層便利になった。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月23日