昨年の政府活動報告はすでに「三網融合(通信網、インターネット、有線テレビ網の融合)を全面的に推進し、光ファイバーネットの構築を加速し、ブロードバンドの速度を大幅に高める」方針を打ち出した。今回「光ファイバーネット」構築を重点的取り組みとして明確化したことで、人々は光ファイバーネットの大幅な普及と速度の大幅の向上への期待に満ちている。
中国民衆に強い印象を与えたのは、李総理がかつて繰り返し中国のインターネットの接続速度が遅く、料金が高いことに不満を表明し、一般庶民を代表して本当の事を言ってきたことだ。李総理は「一部の発展途上国のネットは北京よりも速い」「中国の情報インフラが立ち後れていることは、われわれ自身も想像しがたい」と率直に語った。
苗圩工業・情報化部長(工業情報化相)は今年の「ブロードバンド中国」戦略の主要目標として、新設の光ファイバーが8000万世帯をカバーし、4G基地局を60万カ所新設し、1万4000の行政村に新たにブロードバンドを普及させ、一部の都市を先駆けて「全光ファイバーネット都市」とし、4Gインターネットが県の行政中心地および先進郷・鎮をカバーするようにするとした。
情報インフラ整備は重要な公共サービスだ。情報スーパーハイウェイのスピードは経済発展と民生に直接関係する。「光ファイバーネット」構築は「ブロードバンド中国」に続き、人々の生活の質をさらに向上し、中国社会の進歩を後押しするだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月7日