SF小説「三体」でヒューゴー賞を受賞したSF作家の劉慈欣氏は、重力波探査のような基礎科学分野の重要な成果が公表されると、直ちに社会的なセンセーションを巻き起こしニュースとして取り上げられるようになり、ほとんど注目されなかった20−30年前とは異なると指摘した。当局者はこれを受け、基礎的・先進的な科学研究が、総合的な国力に対して発揮する効果を認識している。
劉氏は、「国家は第13次五カ年計画の中で、宇宙進化に関する研究を打ち出した。これは中国の指導部が基礎科学の技術応用に対する重要性をさらに認識したことを示している」と述べた。
第13次五カ年計画綱要に基づき、中国は今後5年に渡り国家戦略を体現する数百件の重大プロジェクトを実施する。これは量子通信、深宇宙探査、節水・灌漑、宅配サービスの農村部普及など各分野を網羅し、中国経済、社会、国民生活に深い影響を及ぼす。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月8日
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