英国の大学は、「英国大学の学生は、煮豆やカップ麺、トーストばかり食べさせられる」といった各方面からの不名誉な評価を解消するために、ピザやパスタ以外の食事を学生に提供することを考え始めた。特に、毎年英国に100万ドルの学費を支払ってくれる中国人留学生のニーズを満たすため、大学食堂の調理師は食堂メニューの「改革」に着手している。こうした動きは、英国の大学ケータリング組合(TUCO)が中国で実施した調査から始まった。英インディペンデント紙の報道を引用し、環球網が伝えた。
TUCOの会長を務めるブライトン大学の食事・宿泊部門担当者は「我々の教育水準は世界一流だが、提供する食事は笑いの種になっている。我々はかつて、世界のグルメを取り入れようと取り組んだが、中国での調査の結果、我々のやり方が間違っていたことが分かった」と語る。
たとえば、英国の大学がこれまで中国人学生に提供していた伝統的な野菜粥では、パクチーやトウガラシなどの材料を使っていなかった。レディング大学の食事、ホテル、会議サービス担当者は「中国人学生は朝食にオートミールを食べない。牛乳やパン、豆類、卵、ソーセージなどが人気だ」と語る。