2016年3月10日  
 

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全人代代表、製造業めぐり熱い議論 炊飯器が出発点 (2)

人民網日本語版 2016年03月10日14:22

代表を務めるTCL集団株式有限公司の李東生会長は取材に答える中で、「『智』があって初めて『質』にたどりつける。中国の製造業は曲がり角に差し掛かっており、供給側の改革が唯一の進路だ」と述べた。

製品の「供給側の改革」はすでに共通認識となっている。政府活動報告では、「企業が個性に応じたオーダーメードや柔軟な生産を展開することを奨励し、よりよいものを追い求める匠の精神を育成し、商品の種類を増やし、品質を向上させ、ブランドを樹立する」ことがうち出された。第13次五カ年計画綱要草案では、品質強国戦略を実施し、一連の競争力ある有名ブランドをうち立てることが提起された。

代表を務める美的集団の袁利群副社長は、「以前は日用品の質に対する要求はそれほど高くなかった、消費がグレードアップすると、需要側に変化が起きた。企業はこうした新しい流れに積極的に応えていかなくてはならない」と述べた。

製造業は国の安定の根本だ。研究機関がまとめたデータによれば、製造業に1元(約17.5円)を投入すると、関連産業で1.48倍の生産額が生まれることになる。中国は製造大国に軸足を置きながら、製造強国への転換をはかるべきだといえる。

李毅・全国政協委員は、「新産業の発展と伝統産業の改良向上は相互に促進し合うべきだ。伝統産業が新産業の発展に技術、設備、人材、市場を提供し、新産業の新しい技術、新しい製品が伝統産業に結びつき、お互いの優位点で補い合うようになることだ」と述べた。


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