中国の最高司法機関は13日、昨年の反腐敗の成果を示すとともに「2016年も反腐敗の高圧的姿勢を保ち、反腐敗闘争の踏み込んだ展開を促進する。腐敗や汚職があれば必ず取り締り、粛正する方針を揺るがず堅持し、腐敗に手を染める勇気が出ず、腐敗に手を染めることができず、腐敗に手を染めようと思わない有効なメカニズムの形成を推し進める」と強調した。新華網が伝えた。
両会の代表委員らはこれについて「今年も反腐敗の手を緩めず、ペースを変えず、基準を緩めず、より力強い抑止効果によって改革発展と国民生活の幸福に貢献することをはっきりと示すもの」との認識を示した。
最高人民法院の周強院長と最高人民検察院の曹建明検察長は同日の第12期全人代第4回会議でそれぞれ活動報告を行った。報告によると昨年、中国の司法機関は元省部級以上の幹部41人を法にのっとり本格的に取り調べ、元省部級以上の幹部22人を起訴し、周永康事件、蒋潔敏事件など重大な職務犯罪事件15件を結審した。
2016年は小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成の最終段階が始まる年だ。この大きな背景によっても、今年の反腐敗の重点分野が決定づけられる。報告によると、検察機関は国家の重大な経済発展戦略の実施を妨げる職務犯罪、重大な改革措置の実行に影響を与える職務犯罪、政府投資と国有資産の安全を脅かす職務犯罪などを厳しく取り調べ、積極的に防止する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月14日