2016年3月18日  
 

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日本の爪切りから始まる話 (3)

人民網日本語版 2016年03月18日10:06

爪切りは一連の疑問を投げかけてくる。利益がとても低い非常に多くの工業製品には本当にもう価格を引き上げる可能性は無いのだろうか?これらの製品は性能や利用者の体験、品質などでもうすでに究極のレベルまで作り上げているのだろうか?どのような内的または外的要素から企業は匠の精神という方向を目指すことをしないのか?

さらに多くの高い品質で高い価格帯の特色あるニッチ消費を追求した分野に仏山の企業が進出できないだろうか?仏山はさらに多く市場平均価格に比べ10倍以上する製品を作れないだろうか?仏山のブランドのうちいくつがノンブランドではなく、自社ブランドとして海外の消費者から人気を博すことができるだろうか?

こうしてみると、多くの企業にはそれぞれ匠の精神に関する物語があり、しかもそれはロマン主義と理想に満ちているが、実際企業は優勝劣敗で淘汰されていく過程で、より高い利潤を求めることが生き抜いていく一種のモデルとなっている。客観的にも匠の精神には多大な投資が必要であるにもかかわらず、100%企業が生き抜いていけるという保証はない。しかしながら、企業が製品の優れた付加価値と企業の長期的な存続を望むならば、必須の選択だろう。

生産能力が過剰で、経済が高度成長に別れを告げる新しい段階において、仏山の製造業が発展していくにはより高い産業レベルと製品レベルが求められ、「新たな供給」を生み出していく必要がある。ロボットの製造にしても、タイルや醤油、家具に新技術を導入して革新していくにしても、匠の精神を堅持することが要だ。この「過剰」の時代を迎えた今、これは伝説的なやり方としてではなく、必然の選択だろう。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年3月18日


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