世界保健機関(WHO)は1992年、ウォーキングが一番いい運動の一つと指摘し、簡単で、健康な体作りに最も効果を発揮し、老若男女を問わず、いつ始めてもおそくないとの見方を示した。生命時報が報じた。
速いウォーキングで病気を予防
毎日速いウォーキングを続けると、糖尿病や脳卒中、アルツハイマーなどの治療・予防に効果的であることが、多くの研究で分かっている。例えば、英国ラフバラー大学の研究では、毎日速いウォーキングをすると、免疫力が向上し、風邪をひくリスクが30%低下することが分かっている。また、米国臨床腫瘍学会(ASCO」の機関誌「Journal of Clinical Oncology」に掲載されたある研究では、乳がん患者の女性が、速いウォーキングをよくすると、生存率がウォーキングが嫌いな患者より45%も高くなった。更年期障害を患う女性には、速いウォーキングはより効果があり、米ハーバード大学の研究では、中・高年の女性が1日に速いウォーキングを45分から1時間すると、脳卒中になるリスクが40%も低下することが分かった。
後ろ歩きで腰痛改善
あるスポーツ専門家によると、後ろ歩きもいい運動の1つ。北京体育大学の武文強・教授は、「後ろ歩きをすると、普段はあまり使わない腰や背中の筋肉を鍛え、バランス良く運動できる。普段座っている時間が長い人なら、後ろ歩きをすることで、効果的に疲労回復や腰背中の痛みの改善ができる」と紹介している。