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中国、「留守児童」の数 初めて詳細な調査へ

人民網日本語版 2016年03月28日13:10

中国民政部(省)社会事務司の倪春霞・副司長は26日、天津大学で開かれた「農村留守児童・都市流動児童に関するシンポジウム」において、「中国は今年、留守児童に関する詳細を初めて明らかにする」と述べた。中国青年網が報じた。

両親が都市部に出稼ぎに出かけたため農村に残されたいわゆる「留守児童」の問題は、中国の深刻な社会問題となっている。一体、留守児童は全国で何人いるのだろうか?正式な数はずっと明らかではなかった。倪副司長は、「これまで参考としていた数字はすべて推計値だった。民生部は今年、教育部(省)や公安部(省)と共同で、全国規模で留守児童に対する精査を実施し、ターゲットを絞った支援策を実現する方針だ」と述べた。

北京師範大学の宋英輝教授は、「中国の留守児童数については、6100万人、あるいは6800万人など、ずっと様々な説が唱えられてきた。6千万人あまりの留守児童に3600万人ほどの未成年の流動人口を加えると、総数は1億人ほどになり、全国で3億人いる未成年人口の3分の1を占めることになる。これはすなわち、未成年者3人のうち1人は、留守宅に取り残されている、あるいは流動状態にあるということで、国家のガバナンスや社会の管理は、きわめて大きな課題を突きつけられている」と指摘した。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年3月28日

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