研究者のエレン・フリント氏は、「肥満はさまざまな疾患のリスク上昇につながる。今回の研究結果は、通勤において公共交通機関を利用すると、偶発的な運動が生まれ、明らかなダイエット効果が得られることを示している」と説明している。
このような現象は他の国の研究でも実証されている。例えば、オーストラリアの研究者は2013年の報告書で、4年の研究期間において、車通勤をしている研究対象者の平均体重は2.18キロ増えているのに対して、その他の方法で通勤している人の平均体重は1.26キロしか増えなかったとした。
日本で昨年発表された研究結果でも、自家用車で通勤する人に比べて、公共交通機関で通勤する人は、肥満のリスクが44%、高血圧のリスクが27%、糖尿病のリスクが34%低くなっていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月29日