民族の文化を記録するため、一生「結婚式のプロ」に徹するか
この旅行を開始したのは彼らが自分たちらしい結婚式を挙げたいと思ったからだが、旅を続けるうちに2人は民族の文化を記録し伝えたいというまた新たな考えが浮かんできた。
2人は出発前、微信(ウェイシン、WeChat)の公式アカウントを開設し、自分たちが見たり聞いたりしたものや経験したものを定期的に公式アカウントに投稿してきた。小姬さんは、「始めたばかりのころは友人らとだけ自分たちの出来事を共有できたらいいと思っていたが、のちにだんだん多くの人が興味を持つようになり、より多くの民族文化を共有してほしいと願っている」と話す。彼らが聞いたのは表面的なものに過ぎず、微信グループを開設し、途中で知り合った、彼ら自身の民族文化をこよなく愛する人に毎週1回、微信「共有会」を開き、自分たちの民族の文化や歴史を共有してもらっている。
将来について小姬さんと三獣さんは、自分たちの計画を持っている。「私達は2つの計画を持っている。1つは元の会社に戻り時間通りに仕事を続けること。もう1つは今の方法に沿って一生結婚式に専念すること。2つ目の計画はとても簡単な事ではないのだが、いずれを選択するにしても後悔はしない。これも人生、それぞれ真剣に向き合う必要がある」と小姬さんは話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月31日