SK-IIのキャンペーン動画より
中国で結婚適齢期を過ぎているにもかからず結婚していない「剰女」をテーマにした、化粧品メーカー・SK-IIのキャンペーン動画がネット上で大きな話題となり、世界の独身女性が共感を覚えている。参考消息が報じた。
英国放送協会(BBC)のサイトの9日の報道によると、「最後に行く婚活マーケット」と題する約4分の同動画は、SK-IIの「CHANGE DESTINY(運命を変える)」キャンペーンの一環で、「剰女」のレッテルを貼られた女性が中国の社会で受けるプレッシャーを紹介している。
「剰女」は、結婚適齢期を過ぎても結婚していない女性に対する新しい称号。中国の伝統的な意識では、結婚と出産が女性の首要な「任務」と見なされている。
SK-IIのMarkus Strobel最高経営責任者(CEO)は、「この動画は、美しく才能があり、勇敢な女性たちが直面している問題を紹介している。中国では女性が『剰女』というレッテルを張られるのを恐れ、27歳までに結婚しなければならないという大きなプレッシャーにさらされている」と指摘する。
報道によると、中国社会では「剰女」の境界線は27歳で、女性はそれまでに結婚しなければならないと考えられている。