2016年4月14日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

日本の電子産業 かつての輝きは取り戻せないのか? (3)

人民網日本語版 2016年04月14日08:44

実際、クロスボーダーM&Aは企業投資の重要な戦略であり、よく見られる行為だ。日本企業も国外で頻繁にM&Aを通じて成熟した企業を買収し、投資を行い、産業チェーンを形成している。国際協力銀行(JBIC)は2015年末に実施した製造業に対する調査の中でこれについて特筆し、M&Aは対外投資の重要な手段であるとしている。劉氏は「重要なのは、鴻海がシャープを買収したからと言って、単純にどちらが強者でどちらが弱者かを判断することはできないという点だ。中日の電子産業発展を比べてみると、中国は基礎部品の革新とその精密度で日本企業とはまだ大きな開きがある」と語る。

美的集団が東芝の白物家電事業を、海爾集団(ハイアール)が三洋電機の白物家電事業を買収したことで、日本の白物家電業界は今や「生命力」を持たなくなり、日本の国家経済から切り離されつつある。これは日本の同業界の発展の大きな流れでもある。日本の電子産業が今重視しているのは基礎部品とハイテクノロジーだ。これは、他国には真似できず、生産もできないものだからだ。劉氏は「白物家電と同じように利益が少なく、競争が激しいが技術水準が低い液晶、携帯電話製造といった業界でも、日本企業の競争力はすでに失われた。彼らは市場を徐々に手放している」と語る。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年4月14日


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング