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京劇の名優・梅葆玖氏と日本の深い繋がり (3)

人民網日本語版 2016年04月29日10:24

坂東玉三郎氏との素晴らしいコラボ

中国の京劇と日本の歌舞伎はともにそれぞれの国を代表する伝統芸術であり、過去に何度も「共演」している。それがきっかけで、梅蘭芳氏は多くの日本の歌舞伎役者と深い友情を培ってきた。また父と同じように梅葆玖氏も日本の歌舞伎に対し大いに興味を抱いていた。1955年、歌舞伎役者らが中国を初めて訪問し、北京で公演した際、梅葆玖氏は有名な歌舞伎役者の市川猿之助氏と一緒に鑑賞した。梅葆玖氏はかつて、「京劇と歌舞伎はスタイルに差はあるものの、東洋の芸術としての心髄は通じるものがある」と語っている。

梅葆玖氏(左)と坂東玉三郎氏(右)

日本の歌舞伎界における国宝級の大家である坂東玉三郎氏は日本の「梅蘭芳」と称され、代表的な女形だ。坂東玉三郎氏は1987年、特別に北京を訪れ、梅葆玖氏に師事して「貴妃酔酒」の台歩や水袖などの京劇の表現方法を学んだ。2010年6月、上海国際芸術祭で「エキスポ中日の偉大な役者の共演」が上海蘭心大劇場で開催された。そのなかで坂東玉三郎氏と梅葆玖氏、能楽の大家・関根祥六氏が共演し、京劇と歌舞伎、能楽など異なる芸術スタイルで伝統演目の「楊貴妃」を演じ、中日文化交流史上においても大胆な試みを実現した。そして坂東玉三郎氏が演じる楊貴妃は梅派京劇の表現方法を大いに参考にしていた。


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