黄岩島(スカボロー礁)で中国側が埋め立てを行い、警戒を強化するとの米高官の推測について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は28日の定例記者会見で「黄岩島は中国固有の領土であり、中国側が黄岩島で行動を起こすか否かは中国の主権の範囲内の事だ」と表明した。
【記者】米政府高官は、南中国海の黄岩島付近で中国側が封鎖のような行動を取ったことを確認したとして、中国側が黄岩島で埋め立てを行い、警戒を強化するとの推測を示した。今月19日から米空軍はA-10戦闘機など軍用機を黄岩島付近の「国際空域」に派遣してパトロールを行っている。これについてコメントは?黄岩島で埋め立てを行うのか?
【華春瑩報道官】最近メディアが、中国側は黄岩島で行動を起こすとの憶測を広め続けていることにすでに留意している。黄岩島は中国固有の領土であり、中国側が黄岩島でどんな行動を起こそうと、あるいは起こすまいと中国の主権の範囲内の事だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月29日