「五一」(メーデー)の小型連休が終わると、オンライン地図サービスの百度地図は「2016年『五一』外出ビッグデータ」を発表した。「五一」連休期間の全国重点都市の交通状況、人気の国内観光地、ドライブ旅行先、海外旅行先などについて、連休中の人々の動きをリアルタイムで伝えている。「京華時報」が伝えた。
▽高速道路:上海滬陝が「最も渋滞した高速道路」に
百度地図のビッグデータをみると、「五一」はお天気に恵まれてお出かけ日和だったため、外出する人が多く、各都市の出入り口となる高速道路では自動車の通行量がいずれも大幅に増加した。うち北京、長江デルタ地域、珠江デルタ地域の周辺道路は渋滞が深刻だった。長江デルタ地域の渋滞は上海を、珠江デルタ地域の渋滞は深センと広州をそれぞれ中心として放射状に広がっていた。渋滞が最も深刻だったのは上海地域の滬陝高速道路(上海-西安間)で、上海市の南通市と啓東市の北から南に抜ける区間を中心に、時速11.2キロメートルのノロノロ運転が続いた。深セン地区でも突発的に渋滞が起こり、恵深沿海高速道路(恵州-深セン間)と広深高速道路(広州-深セン間)では、時速16キロメートルで走らなければならなかった。
▽国内旅行:人気観光地ベスト10 杭州・西湖が首位
「五一」連休には、国内観光市場が活況を呈した。データによると、今年の国内人気観光地ベスト10は上から順に、杭州・西湖エリア、嘉興・烏鎮エリア、北京・頤和園、成都・寛窄巷子、鄭州・少林寺、無錫・霊山大仏、南京・夫子廟、西安・兵馬俑博物館、深セン・世界之窓、上海・外灘。1位の杭州・西湖エリアはこれまでにもたびたび人気観光地の首位に輝いている。
データによると、上位10観光地の半分が江蘇省、浙江省、上海市の江浙滬エリアにあり、圧倒的優位に立っている。「こぞって江南へ」が「五一」の国内旅行の目立った特徴の一つだ。