経済誌「新財富」の2016年版「中国富豪500人番付」がこのほど発表された。首位が再び入れ替わり、王健林氏が3度目の頂点に立った。アリババ(阿里巴巴)の馬雲氏は2位、騰訊(テンセント)の馬化騰氏は3位だった。「証券時報」が伝えた。
注目に値するのは、過去1年間に上位500人入りの資産のハードルが40億元(1元は約16.5円)から65億元に上がったこと、500人の資産額の合計が8兆191億5千万元に達したこと、1人あたり平均資産額が160億4千万元に達して前年比41.8%増加し、増加率が前年の25.7%を大幅に上回ったこと、資産額が100億元に達した人が302人に上り、同87.6%増加したことなどだ。
今年の上位500人のうち、今年も資産が増えた人が392人に上り、うち33%にあたる128人はベンチャーボードまたは中小企業ボードに上場する企業のオーナーだ。
今年新たに番付入りした118人のうち、上場企業のオーナーは105人で、うち67人がベンチャーボードまたは中小企業ボードの上場企業のオーナーだ。中小ボードとベンチャーボードは今なお名実ともに富を生み出す「根拠地」となっている。A株の時価総額には減少の動きはみられない。深セン証券取引所のまとめた統計によると、今年3月のベンチャーボードの株価収益率はなお79.8倍に達した。今年新たに番付入りしたばかりの昆侖万維集団のオーナー周亜輝氏は、資産額が250億元に達し、昆侖万維の動態的な株価収益率は番付作成時の計算では100倍を超えた。中山達華智能科技株式有限公司の蔡小如会長の家族は資産額が113億元に達し、同公司の動態的な株価収益率は155倍を超えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月4日