中国の伝統的な庭園様式を取り入れた内装 |
ケンタッキーは4月25日、百度との提携による初のコンセプトストア「Original+」を上海国家会展センターにオープンした。外食チェーン店として初めて人工知能を使ったサービスを取り入れ、消費者に質の高い飲食サービスと新鮮な食事体験を提供する。新快報が伝えた。
ケンタッキー中国の屈翠容CEOによると、「Original+」という名前はケンタッキーの人気メニューであるオリジナルチキンを意味すると同時に、おいしさを追求しつづけるという同社の初心を表している。内装には中国の伝統的な庭園様式と革新的な科学技術を取り入れ、オーダーから決済、エンターテイメントにいたるまでをデジタル化し、消費者に快適な食事体験を提供するというケンタッキーの願いを具現化している。
来客は、百度の人工知能アシスタントロボット「ドゥミ(度秘 )」を使ったテクノロジー感たっぷりのオーダーを体験できる。「ドゥミ」が生活サービスに応用されるのは今回が初めて。「ドゥミ」は最先端の音声認識、意味理解技術に基づき、顧客のオーダーを取る。外食チェーン店で人工知能デバイスが実際に応用されるのもこれが初となる。
同コンセプトストアのオープンは、百度の人工知能分野における新たな動きを表している。百度の技術副総裁である王海峰氏は「百度は人工知能技術を利用して人とサービスをより良く結びつけるため、今後もさらなる模索と革新を行っていく」と述べた。
オーダーのスマート化とスピードアップだけでなく、同コンセプトストアは店内のエンターテイメント面も強化。テーブルはワイヤレス充電に対応しており、スマホを置くだけで充電ができるほか、百度の音楽サービスがコンセプトストアのために提供した音楽を楽しむことができる。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年5月4日
人工知能を使ったオーダー |