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数字で読み解く「90後」の社会心理 お金の使い方は「理性的」、職業選択は「安定志向」

人民網日本語版 2016年05月04日13:05

「90後(1990年代生まれ)」は、生まれつき私利私欲が大きく、見栄っ張りなのだろうか?また、「食いっぱぐれのない」職業に就くことを望んでいるのだろうか?彼らにとって「人生の勝ち組」とはどんな人を指すのだろうか?復旦大学と上海オープンユニバーシティが青年節(5月4日)前夜に共同で発表した「大学生社会心理状態調査報告(2016)」から、上述の質問に対する答えがある程度分かるかもしれない。新華社が報じた。

●重大な社会問題に関心を抱く

「90後」の関心事は自分のことだけで、社会には無関心なのだろうか?今回の調査で得られた答えは「NO」だった。

「90後」は総じて、重大な社会問題に大いに関心を抱いており、インターネット上で公共問題をめぐる討論に参加する大学生の割合は61.9%に達した。具体的な問題別にみると、「腐敗一掃」問題に対する関心度が最も高く75.7%に上った。続いて、「公共の安全維持(57.3%)」がこれに続き、「就業の促進(53.6%)、「創業をめぐる環境の改善(47.5%)」などが挙がった。

●お金の使い方は理性的

「90後」の多くは、幼少時から豊かな物質的環境の中で育ち、寒さや飢えで苦しんだ経験はない。商品経済の波が押し寄せるなか、一部の「90後」には、「見栄の張り合い」や「金銭至上主義」といったレッテルが貼られている。

しかし、今回の調査で意外な結果が出た項目があった。まず、回答した大学生は、従来の貯蓄型の消費観念に同意した人が主流を占め、「お金が余ったらまず貯めることを考える」とした人は72.1%に上り、「収支が赤字になっても構わない」と答えた学生は1割にも届かなかった。


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