筆をふるく鐘嗣源・道士
鐘嗣源さんは、今回の出家について、次のように語った。
「インターネット時代の今、社会の発展は絶えず加速し、民族文化がどんどんと失われつつある。中国医薬、武術、書道などの伝統文化の発揚に努める私と同年齢の若者は、多くはいない。伝統文化の精髄を理解することに心から打ちこむ若い人は、さらに少ない。このような時代の流れのなかで、私は瀘州市道教協会の楊道士に出会い、道教思想が中華文化に根付いているだけではなく、現実的な意義を備えていることを学んだ。よく考えた末、私は楊道士に指導を仰ぎ、川南道教の名山である敘永県丹山玉皇観で出家することに決めた」