2016年6月1日  
 

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【中国に行ってみよう!】 第四回 西安篇——兵馬俑坑 (2)

人民網日本語版 2016年06月01日10:01

国が滅ぶ一因となったといわれる始皇帝陵。そこまでしてなぜ作らなければならなかったのか。しかもこれは途中で打ち切られた状態で、完成品ではないといいます。

生前の始皇帝の生活そのものを来世に持って行こうとしたものともいわれています。

今私達が見ている兵馬俑は土色ですが、2200年前は鮮やかな彩色が施されていました。2号坑でその片鱗を確認することができます。

ガイドが始皇帝にまつわる話や史記に記載されている地下宮殿の話をしてくれます。

宮殿には財宝がちりばめられ、天には星が。人魚の油の明かりが灯され、水銀の川が流れている。

この幻想的な物語も目の前の圧倒的な迫力の兵馬俑を見れば、地下宮殿もきっとあるにちがいないと思わせてくれます。

最近は、当時の彩色された兵馬俑坑を再現した画像や、史記にもとづいた地下宮殿のイラストや模型をよく見かけますが、西安のガイドの語りの再現力にはかないません。

ガイドが語る物語を聞いているだけで、色彩のない遺跡に色が塗られ、消失した宮殿が目の前に現れ、皇帝と皇后の会話まで聞こえてきます。ガイドがいなければ、ただの平地も、ガイドの説明のおかげで、歴史ロマンの舞台に早変わりします。

現実に見られる兵馬俑坑と、ガイドがほんの少し味付けをした歴史ロマンに酔い、ちょっとしたタイムスリップが楽しめます。

西安旅行はぜひガイド付きでお楽しみください。(渡辺直子)

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西安のおすすめルート 一般的な観光ルート

1日目 城壁、鐘楼、兵馬俑坑、秦始皇帝陵、華清池

2日目 陝西歴史博物館、大雁塔、興慶宮公園

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「人民網日本語版」2016年6月1日


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