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中国人の新ネットライフ、すきま時間に副業で稼ぐ (2)

人民網日本語版 2016年06月24日08:42

文浩華さんは、「このような働き方は、小さい頃に母親を手伝って『おつかい』をしてお小遣いを貰ったパターンがスマホに持ち込まれたような感じだ。たとえ臨時の仕事でも、それをやり終えたときには、本職と同じような達成感が得られる」と述べた。

ネットワーク技術の発展によって、副業プラットフォームは様々な業界にまで拡大し、ますます多くの人が、好きな時に、好きな場所で、副業に関する情報を受信・発信できるようになった。特に、個人的な趣味を刺激するものや潜在能力を発揮できる自由なサイドビジネスは、「自分の思い通りに時間を使える」「様々な職業を体験できる」という若者たちの願望を十分に満たすことができる。

報道学が専門の董行さんは卒業後、ある国有企業に入社した。収入が低く、仕事も忙しくないため、彼はネットワークプラットフォームを通じてカメラマンとしてサイドビジネスをしている。彼にとって、収入以外に、達成感や幸福感を味わえること、同じ志をもつ新たな仲間が得られたことも、大いにプラスアルファとなっている。

長沙の証券会社に勤める蘇さんのもう一つの顔は、「微商(微信/Wechatをプラットフォームにした電子商取引を行う人)」だ。「おやつは、女性なら誰でも興味を持つ話題で、『モーメンツ』で発信するだけで商売ができる」と話す彼女は、退勤後、微信を使っておやつを上手に推薦する。効果的なコミュニケーションによって、彼女と友人たちとの間柄はより親密になる。

多くの起業家も、サイドビジネスを経験することで、さまざまな営業の側面を体験し、企業のための経験を蓄えている。成都の某メディアに勤める段逸丹さんは、仕事以外の時間にさまざまなイベント企画に参加し、その後辞職して起業した。「起業した当初は、フルタイムの従業員を雇用する力がなかったので、主にサイドビジネスとして来てくれる人を雇用して業務を展開した」と段さん。

兼業希望者の招聘や人件費の節約は、多くの企業があまねく求めるところだが、従業員の兼業を公に支持する企業は極めて少ない。兼業行為は依然、「公然の秘密」なのだ。

インターネット・モデルの発展によってますます多くの兼業のチャンスがもたらされ、兼業という就労形態がますます普及している。湖南省社会科学院の方向新・副巡視員は、「兼業という働き方は、次第にバーチャルの方向に向かっており、その機会は増える一方だ。だが、本業の仕事に対する影響や法律面でのリスクも、日ごとに顕著化している」と指摘、次の通りコメントした。

「本業が副業に変わるという現象もあり得る。兼業に関する法的な制約は今のところないが、労働者が本職に従事している間、雇用者側が兼業を認めるかどうか、あるいは個人の力の配分調整については、バランスをとる必要がある。兼職という新しい働き方が登場したことで、相応の法律の整備が求められる」。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年6月24日


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