このほど重慶にある切ると血を流すという木がネット上で話題となっている。18日、重慶の歌楽山に噂の「流血する木」を探しに取材におとずれた。
道路脇にあるこの木は、直径30センチほどで、見た目は普通の木と変わらない。地元の人は取材に対して、「先日一台の車がこの木に接触してしまい、それで初めて『流血する木』であることが分かった」と説明した。そこでナイフで木の表面を少し削ってみると、樹皮の中が赤くなり、数秒すると、赤いねばねばした樹液が流れ出てきた。遠目から見るとその色はまるで「血」そのものだった。
この木を資料などで詳しく調べてみると「龍血樹」という名前であることが分かった。この名前の由来は、木から出てくる赤い液体は、その昔、龍とゾウが戦い、地面に流れた龍の血から生まれたという伝説から来ている。「龍血樹」は主に、アフリカやアジア南部などの熱帯に生息し、貴重な中国医薬の材料としても知られている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月20日
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