中国海洋石油公司が発表した情報によると、同社傘下の中海油田サービス株式有限公司の最先端の物理探査船「海洋石油720」(探査線12本)は9日、100日間をかけ北極海・バレンツ海の2ヵ所の海域での作業を終え、中国の北極海における3D地震探査の空白を補った。人民日報海外版が伝えた。
今回の作業エリアは北極圏内のバレンツ海北部で、緯度は75度以上、北極圏内に900キロ以上にまで達した。業界内では、緯度70度以上は高リスク作業エリアとされる。これは中国が初めて実施した超高緯度・極寒海域における3D地震探査・収集作業となる。また、「海洋石油720」は中国交通運輸部(省)に記録されているうち、同海域に到達した初の中国籍船舶だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月11日
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