中国人民銀行(中央銀行)が7日に発表したデータによると、今年7月末現在、外貨準備高は3兆2010億5700万ドル(約326兆6038億4600万円)に達し、前月比41億500万ドル(約4188億3300万円)の減少にとどまり、減少幅は0.1%で、6月の規模を基本的に維持した。新華社が伝えた。
国家外貨管理局の説明によると、外貨準備高の動きに影響を与えた主な要因には、▽人民銀の外国為替市場におけるオペレーション▽外貨準備を投資した資産の価格変動▽米ドルを外貨準備の計量の通貨とするため、ドル以外の通貨のドルに対する相場の変動により外貨準備の規模が変化したこと、などが挙げられる。
国際通貨基金(IMF)の外貨準備に関する定義によると、外貨準備は海外進出の支援などでの資金運用を帳簿に記載する際に外貨準備高から抜き出される、とされている。
同局の説明によると、7月には人民銀が市場に外貨資金を流し込み外貨の需給バランスを調節したため、通貨や資産の価格の再評価が上昇した。外貨準備の規模が小幅に減少したのは、こうした複数の要因が総合的に作用し合った結果だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月8日
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