▽世界をびっくりさせる中国人の高級住宅購入
今年5月に中国系学生がカナダで高級住宅を購入したニュースは記憶に新しい。人々にため息をつかせるとともに、中国人の海外不動産購入の特徴の1つである高級住宅志向をうかがわせる出来事だった。
カナダ紙「バンクーバーサン」はさきに、中国系学生が3110万カナダドル(約24億3019万円)でカナダ・バンクーバー市ポイントグレーの豪邸をカナダの投資銀行カナコードの創設者ピーター・ブラウン氏から買い取ったことを伝えた。この価格は今年のバンクーバーの高級住宅の取引価格で最高を更新した。
こうしたニュースは珍しくない。ニュージーランド紙「ニュージーランド・ヘラルド」の報道によると、中国人富豪が1010万ニュージーランドドル(約7億3405万円)でオークランドの海の見える豪邸を購入した。この物件はニュージーランド最大の都市オークランドの高級住宅地パーネルにあり、同国のジョン・キー首相の家も同じ通りにあるという。英国紙「ロンドンイブニングスタンダード」は、万達集団の王健林会長が8千万ポンド(約104億6668万円)でロンドンの豪邸を購入し、ロシアの大富豪ロマン・アブラモヴィッチ氏の「お隣さん」になったことを伝えた。
富豪にとって海外不動産購入は大したことではないが、一般人は注意が必要だ。専門家は、「中国人の海外不動産購入におけるローン残高や抵当の状況、持続的で高額な維持費用、さらに為替相場の変動などを考えると、中国人の海外不動産資産が大量に蒸発することも考えられる」と分析し、注意を促す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月15日
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